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床塗りました [MUK]

建物完成前の恒例行事。
みつろうワックスを施主さんとともに塗りました。

プロに塗ってもらうとそれなりにコストもかかるし、自分たちで塗りませんか、
とおすすめして、そうなることが多いのですが、
コストダウンのためだけではなく、これから始まる、家との長いつきあいの中で、
最初に床塗りを経験してコツをつかんでもらい、ますますの愛着をもって暮らしてもらうためにも、
よい機会となります。

一緒になって塗っていて気付くことは、設計の私にもあります。
何度も何度も通って監理してきた現場ですが、這いつくばって塗装することで、
職人さんの手のあとの細かいところまでがよく見え、
   おっ!と嬉しい発見があったり、
   おさまりのちょっとした改善点を見つけたりすることも。

明日、引渡しです。いよいよお別れが近づいてきました。床を塗りながら、
名残を惜しみ、よしよしと撫で回しているかのような感覚にもなりました。
今回は助っ人として、施主さんのお友達がたくさん来てくれましたが、
みなさん個性派揃いで、おしゃべりしながらの手仕事は楽しかった。

帰りにいただいたお土産の中に入っていた、手づくりのお礼状。
引越し直前で、家の中もたいへんな状況でしょうに、
こうやってひと手間もふた手間もかけてくださる施主さんのお人柄に、
さすがやなぁ・・・・・と改めて。

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3階の個室はいつの間にか室名が『宴会場』に変わりました。(ミニキッチンもついてます。)
宴会にお呼びがかかるの、楽しみに待ってますよ!
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お披露目会 終わりました [MUK]

この週末、御所の家の完成お披露目会でした。
一夜明け、放心状態の月曜日です。

2日間で延べ70人くらいの方が来てくださいました。

 かくれんぼするとこがいっぱいある!
 景色も最高やね。気持ちいいわ!
 これは若い人向けの家やなぁ
  (MUK)らしい家になったね
・・・などなど、たくさんの声をいただきました。

書斎コーナーで寛いだり、階段で絵本読んだり、景色を堪能したり、かくれんぼが始まったり・・・、
みなさん、ゆっくり過ごして
行ってくださったのもうれしかった。

階段が家の真ん中にどーんとあるのですが、ここがリビングの延長として、
居心地のいい場所になりそうだな、
玄関ホールでの昼下がりの日向ぼっこは気持ちいいな、など、
お引越し後の生活の様子も、思い浮かべつつ・・・

今週、いよいよお引渡しです。お天気になりますように!
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DSC_0064.jpgDSC_0065.jpgDSC_0066.jpg設計期間中から、何度も連れてきていたこともあり、すっかり仲良しになったS子ちゃんと、うちのふたり。この日はかくれんぼで盛り上がっていました
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開催をさせていただいたTさん、ありがとうございました。

http://muk-live.jimdo.com/


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いよいよ明日から [MUK]

御所 Tさんの家の完成お披露目会、いよいよ明日明後日です。

完成間近の今週です。外構の板塀工事に造園工事。床のワックスがけ(そして筋肉痛・・・)

完成を心待ちに思う晴れやかな気持ちと、
手元を離れていってしまう、寂しさと。

造園工事では、長い間、施主さんのご実家で眠っていた古瓦を、
造園の松本さんがうまく生かしてくださいました。

板塀がつき、すかーんと広かった敷地が、引き締まりました。
明日香村の畑でじっくり選んだハウチワカエデ・ソヨゴとの相性もよさそうです。よかった!

現場から車でおそらく5分くらいかな。船宿寺。
つつじ、さつきで有名な花のお寺だそうです。今の時期、桜が満開なのが、
現場からも借景できます。お披露目会ついでに、こちらもよさそうなスポットです。
http://www.kansaihokenlife.co.jp/tabi/hananotera25/senjyukuji1.htm

HPのトップ写真のツーショット。棟梁Nさんと、施主さんのお父さん。
なかなかのキーパーソンだったので、この写真は感慨深いなぁ・・・・・

http://muk-live.jimdo.com/
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完成お披露目会 開催 [MUK]

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かねてより計画中の建物がこのほど完成し、施主様のご好意により、お披露目会を開催させていただくことになりました。山と田畑に囲まれた地。ご実家の樹齢300年越のケヤキの木にも見守られます。杉・檜の無垢材に囲まれたおおらかな木の家、ここでご夫婦と小さな子どもさんの暮らしが始まります。

参加いただける方、下記eメールにてお問合せください。

近くには、おいしい豆腐で有名な『梅本とうふ店』(日曜は休み)、 
地元で大人気な洋食屋『わだきん』、天然温泉『かもきみの湯』などもあります。
足をのばして飛鳥・吉野へ行かれても。行楽もかねてぜひお越しくださいね。

4/16(土) 17(日) 10:30~16:00(雨天決行)
 ■場所 奈良県御所市
 ■設計 一級建築士事務所MUK 村上あさひ
 ■施工 コアー建築工房
 ■延床面積  38.8坪
 ■お問合せ murakami.asahi@nifty.com 

http://muk-live.jimdo.com/

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現場進捗 大阪市N邸 [MUK]

大阪市 N邸、建て方が終わり、今日から大工工事が始まっています。
今日は、コンセントやスイッチ、インターホン、テレビ、エアコンなど、
電気関係の使い勝手を確認する打合せをしました。

実施設計の電気図面作成時にも打合せしますが、
建物の形が立ち上がり、それを目の前にしながら、
展開図にスイッチ位置など書き込んで、改めて、ひとつひとつ確認していくと、
変更点など、出てくるものです。

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写真は、Nさんの仮住まいマンションのバルコニーから。
現場の目の前。毎日工事の様子を上から眺めることができます。
お母さんが、監督さんばりに、現場状況をを報告してくださったりします。
(昨日は、夕方3時ころから○○さんが来て、えらい丁寧に掃除していきはったよ。とか)

ここからの家の眺めもなかなか格好いいよ!と、Nさん。

裏手のお宅のバルコニーに面するあたりを、3階建とせず、ボリュームを
おとしておいてよかったなと、
再確認。
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現場進捗 御所T邸 [MUK]

御所のT邸。造作工事が進んでいます。

今日は、階段廻りの打合せ。家具工事の打合せ。
設備の発注前確認。

その後、現場から15分ほどの、阪口製材所 五條工場へ。

玄関の式台。靴入れ天板。床の間の地板の3点を
住まい手のTさんファミリーと、大工のNさん、監督のWさんともに
見に行きました。

あらかじめ要望を伝えていたので、候補となる板を何点か並べていてくださいました。

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左から、まずはサクラ。吉野近辺で採れた地桜です。幅が500以上あります。
サクラでこれほどの材にはなかなかお目にかかれない。圧倒されていると、
「お聞きしていた寸法にも近いものが、乾燥状態も含め、使っていただける状態にあったので、
並べています。いつでもあるものではないのでね。縁のものだと思ってくださいね。」と
勝行さん。膨大なストック量を誇る阪口製材所さんですが、
そのときにほしい材が、その膨大なストックの中からどれでも選べるかというと、そうではなく
(もし、どれでも使える状態なら、それはそれで、困ってしまいますが・・)
これまでのたびたびのやりとりの中で、理解してもらっている、建物の雰囲気や好みを
踏まえた上での、材木屋としての提案であり、その提案を上手く生かし、
取り入れることができるか、なおかつ、住まい手にも、コスト面と出来上がりの満足度を含め、
自信を持っておすすめできるか。真剣勝負。決断がせまられます。

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次はホウ。(左から2枚目)ホウ葉もちの「ホウ」です。
青みと黄みがかった渋い雰囲気の材です。

それから、檜。これは式台に決定。こちらもなかなかの檜材です。
吉野育ちの阪口さんから、『奈良の田舎は檜信仰が非常に強い』話などお聞きし、
他の樹種で式台をと考えていたけれど、Tさんとともに、それもそうだな、
と妙に納得。土地柄を踏まえた決断になりました。

あとは、杉の節あり、節なしの厚板。

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皆であれやこれやいいながら眺めることしばし。今日の時点では
式台の檜だけ決定し、あとは金額と相談しながら決めましょうと、
日が落ち、底冷えし始めた五條工場を後にしました。

「木(きぃ)屋さんに行くの!」と楽しみにしてくれていたS子ちゃんは
途中からお昼寝タイムになってしまいましたが、
家づくりの思い出の1ページになってくれればと思います。

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サッシが入り家らしくなりました。書斎のテーブルからの景色は抜群です。

この日も冷え込みの厳しい1日でしたが、
コワモテだけれどやさしい、大工のNさんの計らいで、
打合せ時のテーブルまわりにストーブを用意してくださり、快適な打合せでした。
ありがとうございました。
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東京へ! [MUK]

前回ブログで紹介した本「木の家リフォームを勉強する本」の
出版記念セミナーがあり、
こどもたちのことは父さんに任せ、えいやっと行ってきました。1泊2日、東京の旅。
IMG_3669.jpgIMG_3670.jpg

久しぶりの東京。久しぶりの単独行動(しかも泊まりがけ)ということで、
行きの新幹線は、受験旅行に出かける受験生のような・・・やけに緊張の面持ちでの
出発になりました。

IMG_3660.jpg会場は早稲田奉仕園 スコットホール。歴史ある赤レンガ造りの建物です

セミナーは、木の家リフォームを広めていきましょうの決起集会的なノリで、
事例紹介に載せてもらった私にもマイクがまわってきました。
『これからの住宅リフォームに必要なこと』というお題をいただき、2~3分。
著名な建築家の先生方に交じって、がっちがちになりながらも、
なんとか、本当になんとか、思いの丈を発表してきました。

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その後の懇親会では、各地から参加された同業の方々と、お酒を酌み交わしながらの
交流会。こういう場は楽しくて大好き。新たな出会いも含め、刺激いっぱいでした。
終了後も、場所を移して深夜まで、激論(?!)は続き、
宿にもどってからもテンションがあがってしまってなかなか寝付けず・・・。


翌朝、新幹線の時間まで東京散策。

IMG_3680.jpg 青山のplain people
ステキな洋服たちに混ざって、インテリア雑貨や、こだわりの調味料など、
センスのよいディスプレイはさすが!
(私の叔母がこのお店のデザイナーをしています。おもしろくてステキな自慢の叔母さんなのです)
「衣」をメインに、「食」「住」も、自分たちの価値観でセレクトしたものを提案するお店。

「住」をメインに置きつつも、ブログのテーマが「食」に偏っていたりする私ですが、
「衣」についても!と、改めて思いました。自分らしく装うこと。似合うものを探すアンテナを
張ることを忘れずにいたいと思います。

お土産は・・・
DSC_0165.jpgplain peopleで扱うこだわりの調味料。
(たくさん買いました。重かった) 
ちなみにまんなかのピーナッツバターは、
ビーガンカフェで有名なカフェエイトで購入。このお店。スコーンの美味しさは感動ものでした。
高松のY子さんと昨夜の激論の続きをしながらのモーニング。

また来よう、東京に。(次回の企画案もちょこっと持ち上がりました) 
東京に限ったことではないけれど、もっと人と会って、たくさん話す中で、
自分の今を確認したり、刺激をもらったり、思いをきちんと表現する場にもなったり・・・
1人で仕事に向かう時間の多い私には絶対に必要なことだと、改めて。


留守中の父+子どもたちの話題はまた改めて!(書きたいことがいっぱい!)


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木の家リフォームを勉強する本 [MUK]

別冊うかたま『木の家リフォームを勉強する本』
発売になりました。

木の家.jpg

一戸建て編、ライフステージ編、マンション編といった事例紹介の他にも、
 
 ・リフォームを思いついたら何から始めたらいいか 

 ・今の暮らしの不満度をリストアップしてみよう

 ・どんな種類のリフォームがあって、それぞれどこに頼めばいい?

 ・ざっくり予算のおさえ方

 ・片付く暮らしのためのリフォームポイントは

 ・リフォームで使える補助制度     

など、一般向けにわかりやすく解説されています。

性能の向上、暮らしの向上を ”まじめに”目指すリフォームが、
多くの方に理解され、定着することを目指した本です。

うちの近所の本屋さんにも並んでいました。
ぜひ手にとってみてほしいと思います。

☆ライフステージ編(若夫婦・子育て中)の中で、
戸建てリフォーム「和泉の家」を載せていただきました。

http://blog.so-net.ne.jp/murakami_asahi_muk/2008-10-23
ここで学んだことがいろいろとつながってきてます。
うれしい!




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建て方日和 [MUK]

御所の家、昨日、無事上棟しました。

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クレーンの低いエンジン音。
指示を出す、大工さんの声。
木と木を組むときに息を合わせ叩く、かけやの音。
追掛け大栓継ぎが締まったときの、大工さんの誇らしげな顔。
通りすがりの人が、ちょっと足を止めて、おっ、と見ていく。

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久しぶりの建て方で、緊張したけれど、音の記憶、木の香り、
足場を上ったり下りたり・・・、徐々に、体が思い出していく感じでした。

山間の地。
とびきり寒い(4℃!!)1日でしたが、冬空の下、
午後3時。無事、棟があがりました。

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リライフプラス [MUK]

発売中のリライフプラスという雑誌に、我が家を載せていただきました。
団地リノベーションの特集ページです。
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『好立地でありながら割安な物件も多く、
ひそかに人気を集めている団地。
敷地がゆったりとしていて、緑が豊か。
質実剛健なつくりがそのまま個性になっている外観や
昭和テイストな共用部のディテールなども人気の理由のひとつ。
そんな団地のよさを生かしながら、
自分たちらしい住まいを手に入れた4軒のお宅をご紹介します』
(relaife+ vol.4 団地特集のトップページより抜粋)


プロのカメラマンに撮ってもらった写真はやはりステキで、
家族にとってもよい記念になります。また、
編集兼ライターとして同行された方、同世代のステキな女性で、そんな方との出会いも嬉しく、
楽しい撮影&取材でした。
何より、こういう住宅所得の選択肢があることが、広く知られるのは
とてもいいこと。費用なども公開してますので、ご参考に。

ちなみに、うちの団地。いま空き室1室あります。最上階の角部屋。
EVなしの最上階がネックになってか、まだ売れてないようです。
面白いリノベーションできそうやのになぁ・・・と、ひとり
つぶやきながら、ちらしを眺めています。

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