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6月25日 ボローニャ [旅の記録]

今日から本格的に列車の旅が始まる。
ミラノ中央駅で
ユーレイルパスのバリデーションを済ませ、列車へと乗り込む。
発車ぎりぎりに乗り込んだので、すでに満席。仕方ないので、
車内の通路に場所を取る。次の目的地、ボローニャまでは2時間半。

列車が走り出す。
車窓からの街の風景は今回の旅での楽しみのひとつであった。
大都市ミラノから地方へ。列車がすすむにつれ、ミラノでは出会わなかった
少し素朴な、田舎の風景が広がる。建物の窓廻りのデザイン、
色の使い方、見ているだけで飽きることがない。

少し走ったあたりで、列車のスピードがぐんと落ちる。

とろとろながら走りつづけること小一時間。ついに完全に止まってしまった。

どよめく車内。車内放送が入るが、イタリア語はさっぱりわからない。
乗客の表情から、おそらく故障だろうと予想はついた。

あきらめたように昼食を買いに出る人。
犬の散歩へいく人。
おかまいなしにカードゲームに興じる人。
かれこれ2時間以上もストップしたが、怒り出す人は
ひとりもいなかった。

ようやく、動き始める。同時に車内では大歓声がわきおこる。

なんて人たち!結局、2時間半のところが、倍の5時間かかってボローニャ着。
とにかく、いらいらしたら損!
この国では『まぁいっか』と思うことが日常を生き抜く、心穏やかに
過ごす秘訣とみた。

ボローニャに着いたのは昼の2時。またしても一番暑い時間。

街の中心へ向かう。

 

  

 

ボローニャはヨーロッパ最古の大学がある街として有名。赤レンガ色で統一された街は、

その保存にも相当なエネルギーが注がれているのがよくわかる。

インフォメーションで今日の宿を予約し、宿へ向かう。

一家で営む小さなホテル。部屋に置かれた家具や、バルコニーの

グリーンが感じよい。60ユーロ/室。

 

   

斜塔の内部。木の階段をぎしぎし鳴らしながらひたすら上る。

 

部屋でひとやすみして、少し涼しくなったころ、街へ。斜塔を上り、街を一望する。

赤レンガで統一される中を、ところどころオレンジやイエローが混じる。その

「色」が印象的な街であった。


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