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6月28日 フィレンツェ [旅の記録]

再びフィレンツェへ。

ホテルは賑やかな通りに面したエアコン付きの部屋で50ユーロ/室。安い。

 

今回、旅のガイドブックとして中村好文さんの「イタリアの歓び」を持ってきたが、

フィレンツェの街でこれが大活躍だった。

ポンテベッキオ橋近くのSONIAという皮小物の店で、好文さんいわく「切り餅型」の

コインケースを購入。

そして、「サンタクローチェ教会」「パッツィ家礼拝堂」のあと、

偶然通りがかった総菜屋さんで、ショーケースに引き寄せられるように中へ。

(このころ、旅の疲れがたまってきていた)

 

 

 

店の奥には食事のできるテーブルがあり、バジルのパスタや魚介類のマリネ、

なすとズッキーニのオイル漬け、唐辛子の効いたオイルサーディンなどなど、

ショーケースを指差してオーダー。ほんの少しずつ、一皿に盛り付けてもらう。

そしてビールで乾杯。こういう一食に出会えると、旅の疲れは一気にふきとんでしまう。

今の気分にぴったりな食事に出会えた嬉しさを、店のおじさんに

伝えるとウインクで返された。これぞイタリア。陽気な人たち!

ビールはここでも「BIRRA MORETTI」。ジョッキをもつイタリア紳士のイラストが入った、

イタリアではメジャーなビールで、今回の旅のあいだ、日中の酷暑に打ちのめされ

ながらも、日に3度はこのビールで一服。乗り切った。 

 

感激の一皿!

・・・・・・・・・・・・・・・ 

いったん宿に戻りシャワーをあびて一休みのあと、夜のフィレンツェへ。

食事は宿のすぐそばにあるトラットリアへ。素朴な家庭料理の店。(日本でいう定食屋さん)

隣のテーブルにおそらく同世代であろう、カップルが座っていた。

陽気なダンナさんがずっとしゃべりつづけていて、シャイな感じの奥さんが

ずっと相づちをうっている。その様子があまりに微笑ましくて、声をかけてみると

ブラジルから新婚旅行中のカップル、Dalton夫妻。偶然にも同じホテルの

隣の部屋に宿泊していることもわかり、意気投合。

この旅はじめての出会い。


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