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おくりました。 [日々のもろもろ]

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10月5日。父を見送りました。

今日かもしれないと、皆が集まり、
たくさんの感謝の気持ち、お別れのことばを伝え、思い出話もたくさんして、
泣いて、笑って、泣いて。
ベッド横で歌ったり、食事をしたり、賑やかに過ごしました。
意識が薄れても、家族の声は届くのだと聞きました。そのことが救いでした。
きみかは泣いている大人たちの手をとり、『泣かんでいいで。きみちゃんがおるからな。
みんなおるからな。』

賑やかな食卓が大好きだった父。皆が食べ終わるのを待っていてくれたかのように、
皆に見守られ、おだやかに、息をひきとりました。

病気がわかって9ヶ月。密度の濃い時間を家族でたくさん過ごしてきました。
振り返ることも、先を見通すことも避けるように、一日一日、すすんできました。

西洋医学の限界を早くに感じ取り、たくさんの取り組みをする中で、
よい出会いをたくさんいただき、
また、私の友人たちからも、食養生のことをはじめとして、多くの助けを、物心ともに
いただきました。ありがとう。ありがとう。

『すべての人に、感謝の気持ちを伝えてほしい』
父からのメッセージです。

生と死はつながっている。生前に築いた絆はこれからもずっと続いていく。
ただ、身体が、そこにないというだけで・・・・・・

父に作ってもらった家具が、生活の中にたくさんあります。
いま、向かっている栗のテーブルも。これらに囲まれ、暮らせることが
うれしい。
幼いこどもたちの記憶に、大好きだったじいじの記憶を残してやりたいと思う。
毎日たくさん話し、伝えながら。

葬儀のあと、遺骨遺影とともに、木曽の山の家へ行ってきました。
父の愛した山の家。家具の工房。骨董の器たち。お酒。薪ストーブ。木の香り。
カラマツの森に、渓流の音。  山仲間の、父の大事な友人たちにもお会いできました。

泣いてばかりの母を近くで支え、
ともに乗り越え、すすんでいきたいと思います。

そう・・・、葬儀での母の挨拶は見事でした。きっと、父、喜んでいると思うわ。
『昌子さん、なかなかやったよ!』と。

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